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私の人生を変えた
玄米と雑穀

柴田真希さん

27年間悩んだ便秘が３日で解消

雑穀で不調を解消したことをきっかけに、
雑穀の魅力を広める活動している
管理栄養士・雑穀料理家の柴田真希さん。
玄米と雑穀、酵素玄米のすばらしさを、
実体験に基づいてお話しします。

病院にお世話になるほど頑固な便秘に悩まされ

私は小さい頃から27年間、ひどい便秘症に悩まされていました。
パッと見た感じは決して太っていないのに、下腹だけがぽっこり。
立った状態で足元を見下ろすと、お腹が邪魔をして自分のつま先が見えない……。
便秘の度合いによってウエストサイズが変動するのも悩みでした。
軽い便秘の状態から、何日も出ない時用まで、S・M・Lのウエストサイズの
ボトムスをそれぞれ揃えていたくらい。
これではおしゃれも楽しめません。

一週間から10日、便が出ないのは日常茶飯事。
老廃物でいっぱいになった腸が胃を圧迫し、気分が悪くなってしまったことも。
どうしても自分では解決できず、半年に１回ほど胃腸科にお世話になっていました。
そんなこともあり、高校生の頃から「食」に興味を持ちはじめます。

当時から便秘を治すためには食生活が重要だと考えていたため、
「便秘解消に良い」と聞けば何でもすぐに取り入れました。
手づくりのカスピ海ヨーグルト、センナ茶、生姜紅茶、プルーン、シリアル、
にがり、サイリウム（オオバコ）や植物性乳酸菌飲料に、たっぷりの野菜……。
食事以外でも、学生にとっては大金の３万円（！）もする腸内洗浄を受けてみたりと、
便秘解消のためにさまざまな方法にチャレンジしてきました。

食物繊維が豊富な玄米を食べるようになったのも高校生の頃です。
「毎日玄米を食べたい」と思っても、家族は白米しか食べません。
それならば、と実家に住みながら〝マイ炊飯器〟を購入。
自分用に玄米や雑穀ごはんを炊いて食べていましたが、
それでも便秘体質が改善されることはありません。
何十年も付き合ってきた便秘の悩み。
「体質だからしょうがない」と諦めかけていた私を変えてくれたのが、
27歳のときに出合った「雑穀ごはん」でした。

冷えや疲れやすさ……
不調の原因はお米不足!?

以前から玄米や雑穀は食べていたはずなのに、
一体どうして？　と思われるでしょう。
実は、それまで玄米や雑穀ごはんを食べる際、
白米と同じように炊飯器で炊いていました。
本来、玄米を食べる場合は炊飯前にしっかり
浸水させ、玄米モードのある炊飯器で炊くか、
圧力鍋や土鍋で炊かなくてはいけません。
そうしないと炊き上がりのごはんは固くて
パサパサ、ボソボソ。消化も良くありません。
そのせいか、玄米を食べたあとはいつも
キリキリとした胃の痛みを感じていました。
玄米はおいしくないし胃が痛むけれど、
便秘解消のために我慢して食べなければ、
と思っていたのです。
お米の量も誤解をしていました。
「玄米や雑穀ごはんは栄養価が高い」と思って
食べていたつもりでしたが、
その量が圧倒的に少なかったのです。

栄養学を学び、管理栄養士として勤務していても、
どこかで「炭水化物は太る食べ物」と思いながらお米を食べていました。
ところが、学校で学んだ細かい栄養素やカロリー計算とは違う、日本の食養生や漢方、
薬膳などの見地から食の知識を深めたことをきっかけに「お米は太る食べ物ではない」と
思えるようになったのです。
カロリーを気にして罪悪感を持ちながら食事していたストレスがなくなりました。
私たちは、「健康的なバランスの取れた食事」を意識するあまり、
ごはんよりもおかずを多く食べすぎている傾向があります。
ダイエット、ヘルシーという言葉に敏感な女性ほど、炭水化物を減らし、
野菜を食べて満足してしまう人も少なくありません。冷えや疲れやすさを訴える人が
増えている一因は、炭水化物不足が関係していると考えています。
炭水化物は、からだを温め、動かすためのエネルギーとなる〝着火剤〟。

低燃費で動いているからだは、胃腸の動きも弱々しい、エネルギー不足の状態。
便秘の原因は、腸の働きの低下も関係していたようです。

雑穀・玄米ごはんでお腹もお肌も絶好調

柴田真希 2 以前は１合のお米を３～４回に分けて食べる
程度でしたが、今ではその倍くらい。
１日にごはん４～５杯は食べています。
お米をしっかりと食べるようになったら、
あんなにしつこかった便秘体質がすっかり
解消したのです。私の場合、〝何を食べるか〟
よりも、〝どのように食べるか〟で大きな
変化がありました。同時に体温が上がって
免疫力がつき、もう６年以上も体調を崩して
寝込んだ記憶がありません。お肌の調子も
どんどん良くなりました。腸の状態はお肌にも
影響を及ぼします。腸に老廃物が溜まると、
その状態を反映するように口まわりやあごに
ポツポツとニキビや吹き出物ができて
いましたが、お通じがよくなるとともに
肌荒れも減っていきました。

25歳の時にはじめて感じた「お肌の曲がり角」も、ごはんをたっぷり食べるようになって
からは気になりません。30代になった今も、シミ、シワ、たるみなどの悩みがまったく
ないのです。普段のメイクはファンデーションなし。化粧品を使う必要がないほど、
ツヤのある素肌をキープできています。食事法を変えただけで10代の頃よりも美しい
お肌になれるなんて信じられますか？　本当に雑穀ごはんのおかげです。

ズボラさんにおすすめ！炊飯器でいつでも酵素玄米

私の人生を変えてくれた雑穀と玄米。その素晴らしさを伝える活動の中で
「なでしこ健康生活」とご縁がありました。
「なでしこ健康生活」の炊飯器に出合ってから玄米ごはんの本当のおいしさを
知ったと言っても過言ではありません。
スイッチひとつで玄米を消化のよい発芽玄米にでき、炊き上がりももっちりとしておいしい！
玄米より消化の良い発芽玄米は胃の痛みを感じることもありません。
食べるごとにからだの中がキレイになっていく感じがします。なによりも、
発芽玄米と雑穀を使った〝なでしこ式酵素玄米〟を手軽に炊けるのが嬉しいですね。
酵素玄米はズボラさんにこそおすすめの健康ごはん！
毎日料理をする私ですが、実はとってもズボラで面倒くさがり。
うっかりごはんを炊き忘れたときは「外食で済ませしまおうか」と思ってしまうほどです（笑）。
一度炊いたら数日炊飯器で保存しておける酵素玄米ごはんは、そんな時の救世主。
一人暮らしの方も、いつでもおうちで温かいごはんが食べられる幸せを実感できますよ。
ご家族の健康管理にもおすすめです。
みなさんも、毎日のごはんから健康・キレイを目指しませんか？

柴田真希（しばたまき）: 管理栄養士、雑穀料理家。
株式会社エミッシュ代表取締役。Love Table Labo. 代表。
1981 年、東京生まれ。女子栄養大学短期大学部卒業後、給食管理、
栄養カウンセリング、食品の企画・開発・営業などの業務に携わり、独立。
日本の食養生や漢方・薬膳などを学ぶ。27 年間悩み続けた便秘を３日で
治した「雑穀」や「米食の素晴らしさ」を広めるべく、自ら雑穀畑に
足を運び、オリジナルのブレンドや料理などの研究を重ね雑穀のブランド
「美穀小町」を立ち上げる。健康や美容を考慮したレシピ提案が好評。
『ココナッツオイル使いこなし事典』（世界文化社）、
『女子栄養大学の雑穀レシピ』（PHP出版）、
『簡単！美腸レシピ』（エイムック）など著書多数。